伝染病 予防接種についてのご説明 です。

仔犬は生後約42日から1回目のワクチンを
「三共のノビバックDHPPi (5種混合ワクチン)を接種致します。
これは生後4週から接種する事が出来ます。

又は「共立製薬のデュラミューン8」を接種しています。
生後42日頃1回目を接種し63日〜72日頃に2回目を接種し 3回目は 84〜93日に 打ちます。
ワクチン接種には賛否両論 色々な考え方がありますし、 犬種、初乳の飲み、
人工ミルクを 足したか、お産の状況、そのシーズンの伝染病の 流行具合、
一般家庭で 生まれたのか、行き先の お宅の状況や引渡しに より変わってきます。
生後2ヶ月、生後3ヶ月の二回接種で 半年後に一度以後は 年に1回の継続接種 となる場合も あります。
理想は最後の 接種が生後3ヶ月以降になるのが 望ましいです。
遅くしすぎても失敗する場合もありますが、それでは、早くすると 良いと言っても
(例えば、一回目を42日で打ちその後3週間 ごとに打つと3回目が84日(生後2ヶ月と 24日)になります。
これでは4回目の3ヶ月半の接種が必要になります。
色々な所から犬が集まり感染度が激しい場合の打ち方です。

 接種後の引渡しが良いと思う説明

仔犬がどこで育ってるかにより接種も変わる事をお話しましたが、私は基本的に 飼い主さまにお渡しする3日か4日前に接種します。伝染病には潜伏期間がありますが もしもお渡しするまでに、こちらで伝染病に感染していれば必ず、接種後3日ほどで 潜伏していた伝染病の影響が出てきます。下記の症状です。お渡し時に食欲があり 元気な場合のみお引渡し致します。これはこちらで伝染病にかかっていなかった証拠にも なります。ウイルスが空輸中などの空気感染、仔犬を連れてショップにエサを買いに 行った時に、何か気になるので獣医に連れて行った時に、近所の家で犬に触った時に、 伝染病のウンチを踏んで靴に付いてきた時にも、子供さんが近所の野良猫に触って 帰って来て仔犬を触ったなどでも感染し潜伏期間一日、つまり次の日から8日後でも 発病する事があります。 これは私は自分の身を守る為に言ってるのではなく、経験と事前に飼い主との トラブルを防ぐ為に初めて犬を飼う方がご存知ない場合がありますので記載致しました。 (二回目以降のワクチンに付きましては獣医師と相談の上継続接種を行なってください。)

他の理由では獣医さんでは 接種の前に検便、健康診断をして何もなければ接種となりますので私も安心出来ます。 (具合が悪いのに接種は絶対しません。 ) ワクチンを接種しているのはその日が 元気な証拠ですね。

 それとやはり、一種、3種、5種、8種の中では8種の接種が高く一般では8000円から一万円かかります。一回接種:別途5千円としています。二回で普通に連れて行く一回分ではないでしょうか?少しでもお得が良いですし、自分のお勧めを接種して頂きたいからです。今までで副作用はゼロですが、薄めた毒を身体に入れるのと一緒ですので副作用が出た時なども私が自分で見ている方が安全です。 今までたくさんの仔犬を扱いましたが、私の場合、副作用には遭遇した事がありません
伝染病についてお勉強しましょう。

        ジステンパー

発熱、食欲不振、鼻炎、下痢、激しい咳

感染力が非常に強く死亡率も高いウイルスは感染犬の鼻水、目ヤ二、尿などに含まれ空気感染もする。子犬に多く見られ、呼吸器や消化器になどに障害を示し、進行すると脳炎を起こし神経系が犯されケイレンがおこったりもする、ここまで来ると回復しても、後遺症が残るケースが多い。

       パルボウイルス感染症

下痢、嘔吐、食欲不振(腸炎型)
突然死 (心筋炎型)

1979年にアメリカで発見され、以後全世界に広がる、ウイルスは感染犬の便中、チリやホコリに混じり一般環境の中では数ヶ月生存する力を持っている。ジステンパーと並び特に子犬では死亡率の高い伝染病として有名です。

       アデノウイルス1型
(犬伝染性肝炎)

発熱、下痢、嘔吐、鼻水、食欲不振

ウイルスは感染犬の口や鼻、便、尿、唾液などから感染します。子犬には感染率死亡率ともに高く一晩で死亡する事も。

        アデノウイルス2型
(犬伝染性喉頭気管炎)

扁桃腺のはれ、咳

咳を主な症状とする、ケンネルコフの原因の一つでもある、呼吸器系疾患を起こします。現在では、2型のワクチンで1型の予防も出来ることから、2型ウイルスによるワクチンが主に使われています。

         犬パラインフルエンザ

激しい咳

ウイルスは単独での感染よりも、色々なウイルスや細菌と混合感染し、気管支炎や肺炎、ケンネルコフなどをおこす。伝染力は非常に高く咳やくしゃみなどから空気感染もする。

         レプトスピラ
(黄疸出血型)


嘔吐、下痢、歯茎からの出血、血便

レプトスピラは犬だけではなく多くの野生生物や家畜そして人間までも感染の可能性が有る伝染病。ウイルスは、感染犬の尿との接触の他、ねずみの尿からも感染します。

         レプトスピラ
(カニコーラ型)

嘔吐、下痢による脱水症状、体温の低下

尿毒症から死に至ることも 上記と同じ

          犬コロナ

嘔吐、水下痢

ウイルスは、感染犬の便や尿からの経口感染、便の色が緑や黄色、オレンジなどの色がつくのが特徴1日〜2日間の潜伏期をへて、軽い胃腸炎を起こした後多くは回復するが、脱水症状を防ぐ為、水分の多い食事を取らせる。